ニューノーマル

2008年9月15日にアメリカのリーマンブラザーズが経営破綻したことに端を発した、いわゆる「リーマンショック」と呼ばれる世界金融危機の際には、アメリカのエコノミストであるモハメド・エラリアン氏によって「景気が回復したとしても以前の状態には戻らない」とするニューノーマルの考え方が提唱されました。

「ニューノーマル」とは、「New（新しい）」と「Normal（常態）」を組み合わせた言葉で、「新常態」とも呼ばれています。

社会を揺るがすような大きな変革によって、それまで当たり前だと思われてきた常識が覆され、そこで生まれた新しい常識を「ニューノーマル」と呼びます。

感染症と向き合わなければならなくなった現代において、従来の生活様式や働き方を変えていく必要があります。

激流に流されまいとして　必死にもがくと おぼれてしまう 

流れにまかせて力を抜くと 岸にたどりつくことができる

皆さんがまだ泳げなかった頃

必死に浮かぼう浮かぼうとして

手足をばたばたさせればさせるほど

からだは沈んでしまう。

おぼれそうになって大あわて

怖い思いをしたというような経験はありませんか？

流れに逆らって、

必死に手足を動かしていると、

逆に流れに飲み込まれてしまう。

流れにまかせて力をぬくと

からだは浮かんでいずれは岸にたどり着けるのです。

人生の生き方も同じですね。

大きな流れの中で

あわててじたばたしないで、

力を抜いて明るく楽しく生きてゆくのが

無為自然の生き方、タオイズムなのです。